匈奴の埋葬施設が世界文化遺産に登録
カルチャー(ウランバートル市、2024年12月12日、国営モンツァメ通信社)12月11日、チンギスハーン国立博物館の会議場で、匈奴の埋葬施設の世界文化遺産登録に関する第3回目の会議が開催された。
会議では、メンバーらは世界遺産センターから提出された勧告に従って必要な修復を行うことを話し合い、ドキュメンタリーの視聴により、ノミネーション・プロジェクト・チームの実施した業務について評価を行い、改善点についてそれぞれの意見を述べた。世界遺産センターからの提案に基づき、来年の1月中に修復作業を実施し、再評価を受けることで、2026年に世界文化遺産リストへの登録が可能になる。
匈奴は、中央アジアで勢力を伸ばしたモンゴル人の祖先である。匈奴の30以上の貴族宮殿跡や数千の貴族墓地遺跡、そして20箇所ほどの岩絵が発見され、また10箇所以上の生産遺跡がモンゴル国内で発掘され、研究されているとチンギスハーン国立博物館が報じた。