モンゴル政府、28年目に政治的抑圧犠牲者を追悼

社会
b.undrakh@montsame.gov.mn
2023-09-10 17:18:05

9月10日、ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相、ヤンゴク・ソドバートル大統領府長官、サルダン・オドントヤー国会副議長兼恩赦事業管理の国家委員会委員長をはじめ国会議員、外務省、首都圏知事室と市議会代表ら、抑圧犠牲者のための市民代表団、家族と親族らが抑圧記念碑に献花し追悼の意を表した。

 今年は、韓国済州島から「済州4.3平和財団」の代表団がモンゴル政府と経験交流のため参加している。済州島では、1948年に大弾圧があり、虐殺の暗い歴史は計3万人のうち1万4000人が処刑された経験はモンゴルの歴史と似ていると言う。



 1996年以降、毎年9月10日を政治事件の犠牲者のため追悼する抑圧記念日として議決された。恩赦事業管理の国家委員会によると、これまでに政治犯罪で有罪判決を受けた国民3万1595人が無罪となった。

 1937年9月10日に、旧ソ連から届いた115人の指定リストから始まった大量逮捕が、僧侶1万7612人、大臣・副大臣16人、将軍42人、中央委員会代表11人中9人、更に中央委員会会員の83.6%、党員の70%に犠牲者が膨れ上がり弾圧されたと言われる。