民族解放革命110周年 国会記念会議を開催

政治
bolormaa@montsame.gov.mn
2021-12-29 15:28:29

 

 1229(本日)、民族解放革命110周年を祝して、国会記念会議が開催された。19111229日は、辛亥革命によって清王朝の実効統治が急速に弱体化をきっかけにモンゴル民族が「満州族のくびき」を免れ、独立を目指して立ち上がり、当時のモンゴル仏教界最高峰にいた活仏・ボグドゲゲーン・ジェプツンダンバ8世を国家元首として独立を宣言した。民族解放革命を宣言してから本日は、110周年記念日である。

 同会議には、オフナー・フレルスフ大統領、ロブサンナムスラ イ・オユンエルデネ首相、ゴムボスレン・ザンダンシャタル国会議長、国会議員、最高裁判事、検事総長らが出席した。また、各国の特命全権大使、国連の関係者、国際機関の代表らがオンラインで参加した。

 冒頭、ザンダンシャタル議長は、「19111229日に200年以上続いた満州の抑圧を終わらせ、ボグド・ハーン政権を設立した。この歴史的な出来事を記念すべきである。今朝、モンゴルの古代首都カラコルム郡に保管されているボグド・ハーン・モンゴル国の黄色国旗に、ウブルハンガイ県の選挙区選出議員、大統領府長官らが表敬を表した。本日は、モンゴルの国境、歴史、文化、遺産、発展、永遠の存在を象徴する日であり、次世代が誇りに思う日である」と述べた。

 続いて、フレルスフ大統領は「1911年の民族解放革命、1921人民革命などから約半世紀後の1961年に国連に加盟し世界中に独立国としてモンゴル国を宣言した。その後、1990年の民主化運動により現代国家として成長してきた。これらの歴史的偉業を果たした先代の方々を忘れてはならない。今後、これまでのモンゴル国としての歴史的な偉業、モンゴル国民が平穏に暮らしていること、そして偉大のモンゴル国を次世代に残すことを目指すべきである」と示した。            

 そして、フレルスフ大統領は今後100年の発展のために、次の10件の目標を設定し、それらの実施に向けて特別な注意を払うよう内閣及び国会に呼びかけた。

 

1.  国内エネルギー需要を満たす。将来的にはエネルギー輸出国となること。

2.  国内で石油製品、燃料を生産し、石油産業を発展させること。

3.  国内の食糧自給率を高め、農畜産業を促進する。有機食品の主要輸出国となること。

4.  軽重工業を発展させ、金、銅、鉄、石炭、その他の天然資源の加工産業、最終製品の製造、生産輸出国となる

5.  道路、鉄道、航空路、天然ガスパイプラインなどのインフラ、ロジスティクの全国ネットワークを整備すること

6.  4次産業革命の情報通信技術である人工知能やブロックチェーンなどの革新的な産業を発展させ、電子国家となること。

7.  遊牧民の遺産、習慣、歴史、伝統に基づいた創造産業を発展させる。歴史と自然に基づく観光産業を発展させ、経済波及効果を高めること

8.  銀行及び資本市場を発展させ、スマートシステムを導入し、国際貿易及び投資側面に積極的なプレーヤーとなること。

9.  居住地域を最適な空間構造と的確の居住環境を備えたメトロポリタン都市レべルまでに発展させること。

10.祖国を愛する人々と生態系のバランスを保護する政府とともに、緑豊かなモンゴルになること。