野生動物の生息地にカメラ設置

社会
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2021-01-20 13:40:22

自然・環境観光省と国連開発計画 (UNDP)モンゴル事務所の協力による「モンゴルの自然環境の寛大さや持続可能性の促進」事業で、生物多様性の保護及びその生態系サービス改善を目的に数多くの活動を実施している。この一環として、モンゴルの希少動物を保護し、密猟を防止するため、この事業の対象外の特定場所に自動撮影カメラを設置している。これにより、野生動物保護活動に著しい効果が出る。例えば:ゴビアルタイ県エルデネ郡のボルガサニーアマという所で野生動物の水供給を促進するために設置されたソーラーパネル井戸と、アイベックスが多く生息するツァガ ーンハイルハン山に自動撮影カメラを設置した。同県のザルマンギーンゴビ草原での自然保護、研究、野生動物監視に取り組むエルデネ郡のレンジャーR.イチンホルローさんは、以前、自然保護活動に双眼鏡を利用してきた。自動撮影カメラ設置につ いて彼女は「うちの郡に生息している野 生動物に関するデータを収集し、データべース構築と記録作成が可能になった」 と言う。井戸でのカメラに撮影された足 跡と情報によると、井戸の周辺に家畜が放牧したり、水を飲んだりしていないのは、遊牧民も野生動物の環境改善に努力 している実例である。また、飼料不足のため、野生動物の生息地に飼料を置く必 要があるという。このように、このカメラ設置で野生動物の生息環境を評価したり、今後の取り組みを確定したりする機会が得られている。