アルタンボラグ検問所を1日当たり、 25台~40台の貨物トラック通過

社会
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2020-10-09 15:13:18

 モンゴルは今年の2月に高度警戒態勢を宣言して以来、モンゴル政府及び国家緊急事態委員会の決定により、67回のチャーター便で1万3857人を、国境検問所を通して6468人、合計2万0315人を帰国させた。そこで、セレンゲ県の国境検問所であるアルタンボラグ検問所の現状及び防疫体制中で、どのような活動を行っているかなどについて第101国境軍部隊中佐N.バヤルジャルガルさんにインタビューした。

 ――新型コロナウィルス感染拡大の予防として全国で高度警戒態勢を宣言した中で、アルタンボラグ検問所はどのように運営を行っていますか。

 今年2月27日から全国で高度警戒態勢に移行したため、アルタンボラグ検問所を通過する乗客と車両の入国時、国境保護機関、国境警備隊、税関、特殊国境警備サービス、道路輸送機関を含む国境管理機関は、管理・監視地域で関連のチェック、検査などを行なっています。警戒態勢中、同検問所をレッド、グリーン、イェローという3つのゾーンに分けました。レッドゾーンは検問所通過物体を検査し、イェローゾーンで消毒を実施します。グリーンは消毒後の非感染ゾーンです。

 ――1日当たり、平均何台の国際貨物トラックがアルタンボラグ検問所を通過していますか。

 平均25台~40台の貨物トラックが入境しています。海外にいるモンゴル国民を入国させる活動にも取り組んで、ロシアに在住する、及びロシアを経由してきた2230人のモンゴル人をわが検問所で入国させました。現在、国際貨物トラックを運行するには困難はない。国境管理機関と協力し、関連の検査などを実施しています。トラックドライバーの中でコロナウィルスの感染疑惑者が発見された場合、早速、国境行政局に報告し、セレンゲ県保健センターに届け、ダルハン・オール県の感染症センターに隔離するまでの措置をとっています。

 ――何人のドライバーがコロナに感染したのでしょうか。

 10人余りのドライバーがコロナに感染したことがわかりました。朝9時~夜19時の間、ロシアからの輸送機関が入国します。入国した輸送機関などをレッドゾーンに停止させ、行政機関、国境機関、税関の職員らが点検、消毒を実施します。夜19時ごろに、ダルハン・オール県感染症センターの医師らが検問所まで来て、ドライバーを対象にコロナウィルスのサンプル検査を行ないます。検査結果は翌日9時までに明らかになり、レッドゾーンを出るか否かを決めます。

 ――モンゴルとロシア以外にはどんな国の輸送機関が国境を通過していますか。

 ベラルーシとジョージアからの国際貨物トラックが通過しています。国際輸送貨物協定に従って輸送された貨物は国境を通過しています。

 ――検問所で務めている従業員の安全性をどのように確保していますか。

 レッドにゾーンで勤務する従業員一人一人のマスク・保護服など必須装備は十分です。国家緊急事態委員会とセレンゲ県緊急事態委員会の決定により、専門機関の従業員には保護服などを階段的に提供しています。現時点で、保護服などの物資が不足したことはないです。関連機関は従業員の安全性に気をつけています。

 ――輸送機関の通過に困難がありますか。

 現在、国際貨物の検査及び通過には問題ないです。すぐに冬季が始まります。セレンゲ~ダルハン行き道路は壊滅

状態で、国家緊急事態委員会は貨物輸送の組織に関する政策作成に取り組んでいます。

 ――ありがとうございます。