モンゴル開発銀行、不良債権処理に関する方針を発表

経済
dashtseren@montsame.gov.mn
2019-07-09 15:37:16

モンゴル開発銀行(DBM)ガニバル・アマルトゥブシン頭取は7月4日、記者会見を開き、行政監査で発覚した不良債権の処理、DBMの融資方針見直し、融資条件の業務改善等に取り組んでいると、赴任後の活動について発表した。 

DBMの上半期財務諸表等について、総資産残高は4兆2440億トゥグルグ、自己資本は1兆1380億トゥグルグ、消極資産は 3兆1060億トゥグルグと発表。さらに、貸出残高は2兆5770億トゥグルグ、責任準備金は3360億トゥグルグ、不良債権は約2920億トゥグルグとした。 

アマルトゥブシン頭取は、 エレル社の不良債権問題に関して「政府共同委員会を設置し、当該会社に関して合弁会社化を検討。支障がある場合、同社を相手取り提訴する」、モン・ラー社に関しては「裁判中に双方示談が成立し、債務返済につき2019年内の完全履行を目指す」、フトゥル社について「新工場を融資担保にする。不動産の担保手続きが遅くなると、同社を相手取り提訴する」など、解決措置を取っていると語った。