緊急に保護すべき16の無形文化遺産

社会
naranchimeg199@gmail.com
2018-05-22 10:35:23
 M.ツェツェンビレグ国立文化遺産センター・文化遺産研究課長によると、「モンゴルには、約80の無形文化遺産が登録されている。ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)には、緊急保護リストがあり、モンゴルにも緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表がある。モンゴルのリストには、現在、モンゴル史詩、ツォール楽器、ビービイェルゲー(伝統舞踊)、山を神格化し崇拝するなどの16の無形文化遺産がある。いかし、わずかな継承者しかいない現状から、これらの遺産が忘れさられる日も近い。次世代の人々は、こうした遺産の存在を知らずに育っている。これらは緊急に保護される必要がある。ユネスコに登録することによって、諸外国にも知らせることができる。これにより、外国投資や援助が進むと、次のステップが可能になる」と語った。
 モンゴルはユネスコ文化に関する5つの条約に加盟している。モンゴルで最も活発な活動と集中的なプログラムの実施は、2003年の無形文化遺産保護条約である。条約の下で多くのプログラムが実施されている。2013年から2016年にかけて、モンゴルは能力育成訓練を強化した。専門家らはこのトレーニングに参加し、文化遺産はどのように保護されねばならないかの具体的な事例で学んだという。