フレルスフ大統領とシャフカト・ミルジヨエフ大統領は公式会談を開催

政治
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2025-06-24 22:17:25

(ウランバートル市、2025年6月24日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領の招請により、シャフカト・ミルジヨエフ・ウズベキスタン共和国大統領がモンゴルを国賓訪問中である。本日、両大統領は、公式会談を開催した。

 

会談は友好かつ温かい雰囲気の中で行われ、両首脳は過去30年以上にわたる二国間関係の成果を振り返るとともに、今後の協力を更に充実させ、各分野で拡大・発展させることについて意見を交換した。

 

フレルスフ大統領は、モンゴルが中央アジア諸国、特にウズベキスタンとの友好関係を更に強化し、各分野における協力関係を一層拡大・深化させる意向を表明した。また、両国首脳による1年以内の相互訪問が両国民の絆をより強化すると確信感を示した。

 

ミルジヨエフ大統領は、初のモンゴル国賓訪問を大変喜ばしく思うと述べ、2024年にフレルスフ大統領がウズベキスタンを訪問して以来、両国の協力関係が多数の分野で活発化したことを強調した。

両大統領は、昨年タシケント市での会談で合意された事項が実施されていることに対し、満足感を示した。 


両国首脳は、同訪問により友好関係が「包括的パートナーシップ」に格上げされ、協力関係の新時代の幕開けになったと特筆し、両国関係史に金文字で刻まれる歴史的な出来事であると共に協力の一層の強化・発展に向けた重要な推進力になったと強調した。

 

ミルジヨエフ大統領は、モンゴルがウズベキスタンにとって重要なパートナーであることを強調し、今後も両国民の友好と親善の強化および協力関係の更なる深化に尽力する旨を述べた。 


同訪問において、モンゴルとウズベキスタンの法的環境を強化し、鉱業、自然環境、教育、科学、文化、医療、植物検疫などの各分野での協力を充実させるため、政府間および関連機関間で約15件の文書が締結されたことが評価された。 

 

両大統領の合意に基づき、互恵的な経済協力を促進するためのメカニズムが設立され、「モンゴル・ウズベキスタン政府間協力委員会」および「道路輸送合同委員会」が設置され、これら委員会の初回会議が今年2月にタシケント市で開催されたことが強調された。


道路・交通分野の協力拡大および輸送・物流の新ルート確立に向けて、タシケント・ビシュケク・ウルムチ・ウランバートル間の道路回廊が開設され、試験的な運行が開始されたことが高く評価された。


「航空輸送に関する政府間協定」が締結され、航空輸送の好条件が整備された結果、モンゴルの航空会社が今年の後半からウランバートル・タシケント間で直行便を運航開始することになったと報告された。

 

両国間の貿易拡大および輸出入品目の多様化を図るため、ウランバートル市に「ウズベキスタン商業センター」が開設されたことが評価された。

 

両大統領は、農業分野での協力を拡大し、ウズベキスタンに10万頭の羊とヤギを輸出する計画が2024年から順調に実施されていると強調した。


教育、科学、文化分野における関係を深化・拡大するため、大学間協力を促進し、モンゴルとウズベキスタンの学生を相互の政府奨学金プログラムに参加させ、優秀な人材育成、文化イベントの開催などで協力することに合意した。


スポーツ分野での協力の拡大・発展に向けて、モンゴルで両国のジュニア・ボクシングおよび重量挙げの代表チームによる合同親善合宿を実施することで一致した。


同訪問に際し、「観光フォーラム」、「モンゴル・ウズベキスタン・ビジネスフォーラム」、「ウズベキスタン文化公演」、写真展、ウズベキスタン料理のイベントが開催されたことが高く評価された。


両国が国際・地域舞台で提唱した構想を相互に支持し、国際機関の枠で積極的に協力することを約束した。


モンゴルの提唱による「内陸発展途上国の国際研究センター設立に関する多国間協定」にウズベキスタンが加盟することとなり、モンゴル側が感謝の意を表明した。今後、内陸発展途上国が直面する障壁や課題の克服、開発政策の策定、経験共有に向け協力することで一致した。