チェコ・プラハ市で「チンギスハーン」国際展覧会が開幕
社会
(ウランバートル市、2024年6月21日、国営モンツァメ通信社)2025年は、モンゴルとチェコ共和国の外交関係樹立75周年にあたる。同75周年の一環、「チンギスハーン」テーマにした国際展覧会を両国大統領の後援のもと、2025年第1四半期以内にチェコ共和国の首都プラハの国立博物館で展示することになった。
6月19日、「チンギス・ハーン」博物館のS.チョローン館長兼学者、チェコ共和国の国立博物館のミハル・ルケシュ総館長等が公式協定に署名した。
同展覧会では、モンゴルの最初の国家であるフン族時代からの大モンゴル、仏教記念碑の複合作品を展示する予定である。2023年、チンギスハーン国立博物館から、フランスのナント市で「チンギスハーン:モンゴル人は世界を如何に変更したか」展覧会を開催した。5ヶ月間で、25万人以上の観覧者が同展覧会を見学した。同展を終了後、展示された作品はモンゴルに持ち帰られた。また、2025年にチェコ国立博物館で展示され、10月にはスイスのチューリッヒ市にあるリートベルク美術館で展示され、その後、カナダとアメリカに展示する予定である。
チェコ国立博物館は1818年に設立され、2000万点以上の展示品が収蔵されている。これは同国の博物館倉庫の30%以上に相当する。計300人を超える研究者や専門家が務める、ヨーロッパ最大と見なされている、同博物館に年間150万人以上の観覧者が見学しに訪れる。ちなみに、同博物館にはモンゴルに関連する2500点以上の展示品があり、その50%は宗教に関するもので、残りは日常生活に関連するものである。これら記念品は、モンゴル文化省の支援で実施されている「世界に広がるモンゴル遺産」プロジェクトの枠組みの中で、チンギスハーン国立博物館と協力し、『チェコにおけるモンゴル遺産』書籍を作成する活動に取組んでいる。
「チンギスハーン」展覧会は、5ヶ月間一般公開される。