アジア開発銀行:モンゴル経済は4~6%成長すると予測

経済
montsushin@montsame.gov.mn
2024-04-12 21:59:54

(ウランバートル市、2024年4月12日、国営モンツァメ通信社)4月11日、シャノン・コフリン・アジア開発銀行(ADB)常駐代表とエドワード・フェイバー・アジア開発銀行諸国担当シニア・カントリー・エコノミストは記者会見を行った。


アジア開発銀行の『アジア経済見通し2024年4月版』によると、モンゴル国内総生産は2022年に5%成長し、昨年7%成長している。モンゴルの経済成長率は、今年4.1%、2025年に6%に到達する見通しである。


昨年の7%の経済成長率は主に、大量の鉱物採掘とそれに伴う輸出の増加によるものである。


輸出の増加により経常収支や財政収支は良好となり、マクロ経済環境は改善された。更に、国の外貨準備高が増加し、インフレと国家債務が減少した。具体的には、鉱業活動の拡大とそのサービス部門への影響により、2023年の国内総生産は急激に増加した。また、純輸出と個人消費の増加が経済成長の主な原動力となった。


2024年と2025年のモンゴルの経済成長に主に鉱業と生産が影響すると予測されている。オユトルゴイ鉱山の銅精鉱の増加が主な推進力となる。


シャノン・コフリン常駐代表は、「モンゴル経済は2023年に非常に好調であった。この状況は今後も維持され、継続されると予測している。経済成長が予測されているが、リスクもある」と述べた。