モンゴルと中国の銀行、決済システム協力拡大に関し意見交換

経済
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2024-04-04 20:43:57

(ウランバートル市、2024年4月4日、国営モンツァメ通信社)4月3日、中国で開催された「ボアオ・アジア・フォーラム2024」に出席したビャドラン・ラグワスレン・モンゴル銀行(BoM)総裁は、潘功胜中国人民銀行(PBC)総裁と会談し、二国間金融協力に関し、情報を交換した。


会談の冒頭、ラグワスレン総裁は、二国間通貨交換協定の延長に対する潘功胜総裁の支持に感謝の意を表明した。

双方は、隔年円卓会議で立てた構想が成功裏に実施されていると指摘し、決済システム協力の更なる拡大について意見交換した。


ラグワスレン総裁は、「ボアオ・アジア・フォーラム2024」の際、「アジア金融市場の発展と金融のグローバル化」円卓会議に出席した。同円卓会議に周小川ボアオ・アジア・フォーラム副理事長、ラオスとタイの中央銀行管理者、国際通貨基金(IMF)、アジア開発銀行(ADB)、国際決済銀行(BIS)および他の金融機関の代表らが出席し、アジア地域の金融市場の発展、金融開放の更なる拡大と海外投資増加向けの政策について話し合い、それぞれの意見を表明した。


ラグワスレン総裁は、地域金融協力深化の重要性を強調し、貿易円滑化のため、国の通貨を交換するスワップ取引拡大を呼びかけた。また、アジアの小国を含む金融システム構築が、市場の流動性を促進し、地域貿易円滑化により経済に利益をもたらすと述べた。更に、同フォーラムの「アジア諸国金融協力の深化」パネル・ディスカッションにシンガポール、香港、インドネシア、ラオス各国の中央銀行および金融規制機関の管理者と共に参加し、アジア地域における協力推進に関し自分の立場を明らかにした。


「東洋のダボス」と呼ばれるボアオ・アジア・フォーラムは、今年3月26~29日に「アジアと世界:共通の課題、共同の責任」をテーマに開催され、60ヶ国以上の約2000人の代表らが参加した。