フレルスフ大統領:教員の社会問題に注意を払うことが必要

社会
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2024-04-14 17:51:27

(ウランバートル市、2024年4月14日、国営モンツァメ通信社)4月12日、モンゴル大統領の後援の下、「コーポレートホテル&コンベンションセンター」で開催された第8回モンゴル教員会議は、2日目となった。


オフナー・フレルスフ大統領は、開会式で演説を行った。


「教育は国の発展と個人の成長の基礎であり、豊かな生活の鍵である。従い、どの国の発展も教育のレベル、個人の成長、国民生活の質により評価される。21世紀のモンゴル人は、人間性を尊重し、国家的価値観を継承し、社会の発展に貢献し、生涯学習者であり、規律正しく、道徳的で、十分な教育を受けた国民でなければならない。


モンゴルの独立と発展を保証するのは、母語と歴史と文化を大切にする愛国的かつ健康で教育を受けたモンゴル人である。


私たちモンゴル人は、教師、本、親を三つの尊いものとして敬う伝統を持つ。優れた教員は有能な国民を育成し、有能な国民は国を発展させる。国の発展は、優れた教員と才能のある学生に依存するのは当然のことである。


2023年の世界経済フォーラムの「仕事の未来レポート2023」は、今後数年間で、創造的かつ分析的な思考を持ち、人工知能とビッグデータを扱う能力があり、社会でリーダーシップと影響力を発揮できる専門家が重要になると記載している。従い、次世代が人類の進歩に歩調を合わせられる愛国的な国民に成長する上で教員の役割と責任は非常に重要である。


「太陽は地球を照らし、知識は人々を照らす」という古いことわざがある。私は国民を代表し、モンゴル人を学問の道に導き、我が国の発展に計り知れない貢献をしてくださった親愛なる先生方に深く感謝の意を表し、先生方の教育と啓発の偉大な活動における大成功を祈念したい」と述べた。


また、「私は、モンゴル大統領の後援の下で開催された同会議が、皆さんが自らの間違いを話し合い、業績を評価し、将来の戦略と目標を定め、現実的な計画を立て、教育分野の発展に貢献する歴史的かつ重要な会議になると信じている。モンゴル人とモンゴル家族は常にモンゴル政府政策の中心であり、今後もそのようであるべきである。


モンゴルの長期開発戦略である「長期ビジョン2050」に誰もが質の高い教育を平等に受ける機会を提供し、教育を個人の成長、家族生活の保障、国家の発展の基礎とし、生涯教育体制を強化する目標が盛り込まれている。


モンゴルは過去、COVID-19の影響で学校での教育が閉鎖された困難な年に直面した。しかし、政府の合理的な政策と国民の努力により、困難な時期を乗り越えることができた。例えば、教員らの努力の結果、政府が実施したテクノロジーの進歩はすぐに教育活動に導入され、授業は中断することなく実施された。


同成果が国際的に高く評価され、第77回国連総会の枠内で開催された「教育の進化」ハイレベル会合において、モンゴルが教育の電子移行における主導国の一つに認定された。


モンゴルは、2022年に、基礎教育を終えた15歳の生徒の知識や能力に基づいて国の教育制度のレベルを調査するPISA国際学力調査に初めて参加した。同調査の結果によると、モンゴル人生徒の読解力の向上に特に注意を払う必要がある。


テクノロジーの急速な発展は、人々のライフスタイルに多くのプラスの影響を与えているが、子どもたちが画面に過度に依存するようになり、身体活動の不足を引き起こし、精神的および肉体的な健康に影響を与え、人間関係や自然から遠ざけている。


従い、子どもたちが母なる自然を愛し、健康的なライフスタイルを持つ人間に育つことに特別な注意を払う必要がある。


私たちは、第7回モンゴル教員会議で教育分野の法的枠組みの改善について話し合った。結果、2023年に国会は、教育パッケージ法を可決し、質の高い教育、生涯学習、電子教育、教員育成、資金調達、教育機関の管理、ガバナンスのための機会均等を前進させる法的枠組みを構築した。


また、長年にわたり国民の子どもたちのために心を捧げてきた教職員の子どもたちが、国営の高等教育機関で需要の高い専門職を無料および補助金付きで学べる法的枠組みが確立された。


モンゴル政府は、教育パッケージ法の一環として、教員養成、継続的な教員育成、社会保障確保に関する重要な決定を迅速に下し、教育分野における新復興戦略の実施を開始した。


今後、私たちは、教育の質と成果、都市と地方の教育質の格差、教育の平等、教員の労働環境と社会問題の段階的解決など多くの課題に注意を払う必要がある」と述べた。