共同研究により、多言語で碑文が刻まれた記念碑の破片が判明

社会
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2024-04-29 15:35:30

(ウランバートル市、2024年4月29日、国営モンツァメ通信社)モンゴル科学アカデミー考古学研究所と国際テュルクアカデミーの共同研究の成果を一般公開した。


4月26日、「ノムゴン-2」犠牲記念碑群の考古学調査で発見された材料と同記念碑群に関連する新たに発見された碑文の第2部分に関する情報をモンゴル科学アカデミー考古学研究所と国際テュルクアカデミーが共同提供した。


2019年、2022年、2023年に、共同現地分析チームはアルハンガイ県ハシャート郡地域で古代テュルク時代に関連する記念碑群を発掘した。2019年に、テュルク王朝後期の8つの犠牲複合記念碑が登録され、王室の神聖記念碑の犠牲の正方形の立方体を備えた「ノムゴン-2」記念碑を選択し、研究作業を開始した。2022年の研究では、古代テュルク語とソグド語の碑文が刻まれた記念碑の頭部の破片が初めて発見され、研究流通に供された。


これは、オルホン碑文として知られる、フドゥーツァイダムにある東テュルクの将軍クルテギンとビルゲ ハーンのために建てられた犠牲の神聖複合記念碑が発見以降、130年以上の時を経て、発掘調査で再び発見された記念碑である。



共同研究チームは昨年の発掘調査で、同記念碑の残りの破片を発見し、古代テュルク語の碑文が刻まれた表面が見えにくく曖昧になっていた。しかし、反対側は古代中国の漢字で書かれたことが判明した。


記念碑の頭部には、2頭の狼が双方向を向いて、前足で何かを掴み口を開いているように彫刻されている。彫刻像は、いくつかの部分でかなり磨耗した状態である。


記念碑の胴体にはルーン文字全19行が刻まれており、胴体の側面と縁に沿ってルーン文字6行、ソグド文字が4行刻まれている。


犠牲記念碑のソグド語と古代テュルク語の碑文に登場するクトルグ・ハーンは、「クルテギン・ビルゲ・ハーン」将軍の父であり、東テュルク王国を建国し、多言語を話す遊牧民を一つの旗の下にまとめて、偉大な国家を設立した王であることが、多言語の碑文が刻まれた同記念碑で確認できる。


昨年、新たに発見された記念碑の下半身の壊れた部分がカエル石の台座にはめ込まれ、記念碑が完全に揃ったことが研究者らの発見による成果である。