スロベニア大統領は「モンゴル・スロベニア・ビジネス・フォーラム」に出席

社会
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2024-08-24 21:40:04

(ウランバートル市、2024年8月24日、国営モンツァメ通信社)8月21日、オフナー・フレルスフ大統領の招請により、モンゴル国賓訪問を開催したナターシャ・ピルツ・ムサール・スロベニア共和国大統領は、モンゴル国商工会議所で開催された「モンゴル・スロベニア・ビジネス・フォーラム」に出席した。 


ナターシャ・ピルツ・ムサール大統領は、フォーラムの開会式で、モンゴル訪問の目的は、両国間の政治・ビジネス関係、並びに欧州連合とモンゴルの協力関係を強化することであると指摘した。また、「スロベニアの優良企業の代表者らが同フォーラムに出席していることを嬉しく思う。世界レベルで活躍しているこれら企業の中にモンゴルで事業を成功させている企業もある。また、スロベニア商工会議所の戦略開発・国際関係担当理事とスロベニア投資・起業・国際協力庁の代表者も出席している。協力を深めるための重要な一歩は、透明性があり、信頼できる好意的なビジネス環境を形成することである。同ビジネスフォーラムは、両国の企業に重要な協力機会を与えると確信している」と述べた。


Т.ドゥーレン・モンゴル国商工会議所最高管理責任者は、「スロベニアはモンゴルのように人口が少なく、最も急速に発展している国の一つである。政府は民間企業により多くの経済的自由を与えた。特にスイスとドイツと協力し急速な発展を遂げた。モンゴルとスロベニアの間の貿易額が3000万米㌦未満であるだけでは不十分なため貿易額を上昇させたいと思う。このうち、約1800万米㌦が医薬品事業に当たる。スロベニアは、イノベーションと新技術に重点を置いている。従って、両国の商工会議所はこの面で協力すべきである。世界が人工知能の活用を目指す中、同国は人工知能の活用により人材問題を解決しようとしている。また、スロベニアは国内総生産の3.5%をイノベーションと新技術研究の資金調達に充てることを決定している。この研究は、民間企業が実施する。スロベニアは、モンゴルに対し、公用旅券によるビザ不要渡航を許可した。モンゴルの上位100社それぞれの3人の経営陣に公用旅券が発行され、ビジネス関係を拡大する機会が開かれた」と述べた。


同フォーラムにスロベニアの製薬産業、輸送・物流、倉庫保管、観光、社会保障、マーケティング、農業、林業、林業機械、リサイクル、エネルギー送電ネットワーク、投資、事業開発などの企業代表者らが参加した。同代表者らは、モンゴルの経営者らと知り合い、特定分野での協力や投資について意見を交換した。