「粘土からデジタルまで」展覧会は芸術の進化をたどる

カルチャー
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2025-09-08 09:47:34

(ウランバートル市、2025年9月8日、国営モンツァメ通信社)アーティストG.ロギーラズ氏 の 「粘土からデジタルまで」展覧会はザナバザル美術館の展示室で一般公開されている。


ロギーラズ氏は、過去30年以上にわたり、彫刻や立体作品、デジタルアート、現代美術の分野でモンゴル、ノルウェー、スウェーデンにおいて学び、教鞭を執り、国際的な展覧会にも継続的に参加してきた。今回の展覧会は、同氏の作品を三つの時代にわけて紹介しており、1990年後半に制作された粘土彫刻から、最新の3Dテクノロジーを用いた現代作品まで展示されている。代表的な出展作として『マナル』(1997年)、『緑の馬の頭部』、そして最新作である『仏陀の頭部』(2025)などが含まれている。


アーティストの歩みには、仏教の伝統芸術と現代的な手法を融合させた特徴がにじみ出ている。1997年にバクーラ・リンブチの『ベトゥブ』寺院に入門し、仏陀の教えや芸術理論を学んだ後、ネーパルでタンカ絵画の新しいスタイルを創出した。その後、スウェーデンのロイヤル・アカデミーに勤務していた際に、粘土や紙を用いた浮彫に加え、3D技術や人工知能を組み合わせた作品制作の目標を2008年に達成している。


「粘土からデジタルまで」展覧会は今月14日まで開催されている。