馬肉とハラール羊肉2000トン、販売で合意
経済
(ウランバートル市、2025年6月30日、国営モンツァメ通信社)ウズベキスタン共和国は、我が国から第1弾として馬肉およびハラール羊肉を合わせて2000トンを購入することで合意した。
双方は、ハラール処理された食肉の生産分野での協力の可能性について、J.エンフバヤル食糧・農牧業・軽工業大臣が、ファルホド・アルジエフ在モンゴル非駐在特命全権大使およびイルザト・カシモフ投資・産業・貿易副大臣が率いる代表団との会談で言及した。
会談では、両国首脳の相互国賓訪問の一環として、包括的パートナーシップ関係を構築しており、モンゴル国とウズベキスタン共和国間の農業、畜産、獣医、植物検疫の分野における協力について協議した。
エンフバヤル大臣は、まず第一に、モンゴルとウズベキスタンの間には短期間で多岐にわたる分野で協力が可能な大きな潜在力があると指摘した。両国関係の活性化には貿易・経済分野の連携が基盤であるとし、相互の国益を尊重した経済関係を構築し、貿易額を1億米ドルまで拡大することを目指して、モンゴルの農業および軽工業分野が全面的に支援する考えを強調した。
貿易分野において、両国は検疫および関税に関する政策を調整し、相互の貿易を円滑に進めるための必要な措置を講じることで合意した。また、関連協定および取扱品目リストの承認に向けた協議を近く最終調整することで一致した。
モンゴルからウズベキスタン共和国へ10万頭の羊およびヤギを輸出することで合意した取り決めの加速に向けて、モンゴル側は輸出関税の優遇措置を講じる可能性があることを明らかにした。ウズベキスタン側は輸送に関する課題をすでに解決しており、2024年の時点で同国には7000頭の羊が輸出されている。
また、食糧・農牧業・軽工業省は、モンゴルが加工業分野に皮革や羊毛・カシミヤの輸入に関心を示し、一方、ウズベキスタンは果物・野菜や軽工業分野での経験を共有するなど、両国がこれらの分野で協力を強化していくことで合意したと発表した。