ガショーンソハイト・ガンツモド越境鉄道建設契約に署名

経済
montsushin@montsame.gov.mn
2025-06-09 16:15:41

(ウランバートル市、2025年6月9日、国営モンツァメ通信社)ガショーンソハイト・ガンツモド国境検問所を結ぶ越境鉄道プロジェクトの始動にあたり、「タワントルゴイ鉄道」社と「中国鉄道建設橋梁エンジニアリング局」グループは、建設契約案の最終合意に達し、署名を行った。


越境鉄道の橋梁、広軌と狭軌の駅、技術施設などのインフラを24ヵ月以内に完成させる計画であり、6月15日に建設工事を開始する。


同プロジェクトの実施により、石炭輸出量が8300万㌧から1億6500万㌧に増加し、年間輸出収入が15億米㌦増加する見込みである。また、モンゴルの一人当たり国内総生産が1万米㌦に達すると期待されている。更に、輸送コストが2~2.5分の1に削減され、輸出能力が3000万㌧上昇し、輸送収入が3億米㌦上昇すると見込まれている。加えて、新たに常設雇用が200人分、臨時雇用が800人分創出され、地域の発展と雇用促進の原動力になる。


ガショーンソハイト・ガンツモド越境鉄道は全長32.6㌔で、第1等級の鉄道規格に基づき、広軌(1520mm)と狭軌(1435mm)の複線で構成される。主要路線の長さが19.5㌔で、高さ8~31㍍の橋梁が設置される。広軌で年間3000万㌧、狭軌で年間1000万㌧の貨物輸送が可能である。