E.ソニントゴス氏:モンゴル研究者は、モンゴルを世界に宣伝する架け橋である

社会
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2023-08-14 15:17:31

8月14日、オフナー・フレルスフ大統領の後援の下、第12回モンゴル研究者国際会議が開催された。「モンゴル文化:伝統と革新」セッション会議では国内外の研究者による44の発表が議論された。同セッション会議の議長を務めたエルデネツォグト・ソニントゴス・モンゴル国立文化芸術大学学長兼教授にインタビューを行った。


――各国のモンゴル研究者がモンゴル文化の過去、現在、未来について議論する重大な国際的会議となった。 同会議で文化的テーマが議論され、強調されるようになったのはいつ以来ですか?

モンゴル文化研究は大きく将来性のある研究分野となっている。 内容はさらに拡充・深化する傾向にある。従い、前回のモンゴル研究者国際会議では、文化のテーマが独立したセッション会議となった。今年は「モンゴル文化:伝統と革新」というテーマを元に議論した。文化研究者及び若手科学者数を増やし、彼らをサポートし、この分野で行われている研究に精通するには、このような国際会議が5年に1度の頻度は少なく感じられた。そのため、第 11 回会議の際に国立文化芸術大学が2年ごとに主催するようになった。


――国際的な科学者が国内の豊かな文化遺産に多く興味を持つことが重要である。私たちは何にもっと注意を払う必要があると思いますか。

各科学者による発表は、モンゴル人の価値観に関連している。私たちモンゴル人の大きな価値の一つは間違いなく遊牧民の知恵である。 遊牧民の知識や知恵には我が国の人々は、自然、天気、空の分析に加え、天文学や畜産に関する多くの知識が含まれている。モンゴル人は遊牧民の伝統医学という巨大な科学を生み出した。 これを理解し、自然と世界の進化の時期と関連させ、より詳細に研究し、人類の知識と知性に貢献するために多大な努力が必要である。 モンゴル人は古くから自然に親しみ、まるで生き物を扱うかのように自然を読み取っていた。多国の科学者と協力し、共同研究チームを結成し、共同プロジェクトやプログラムを実施し、保存し、後世に伝えていくべきだと言える。また、これを私たちモンゴルの科学者が主導する必要がある。


――モンゴル文化を研究すればするほど、対外関係における国内重要性は高まりますか。

モンゴル文化を研究することは、モンゴルに対するポジティブなイメージを作るのに役立つ。 特に現在の急速変化の時代、特別に政策を通じて奨励し、注目すべきである。

今後の学者の研究動向が文化に焦点を当てていくことは間違いない。 文化芸術大学には文化芸術研究所がある。 しかし、国からの支援はない。 文化分野で研究を行う若者を支援し、プロジェクトに率直に参加させ、彼らに自信と機会を与えることが政府政策の不可欠な部分である。


ーー第12回国際会議の際に若手研究者が増えていることが見られ、誇りに思っていました。

若手研究者が歴史と文化に非常に興味を持ち、熱心である。 彼らは外国語で発表を行い、外国の研究者とコミュニケーションを取り、情報を収集している。これは私たちの文化的復興の瞬間を示している。 若者はさらに成長し、成熟していく。最終的に、モンゴルの黄金文化を真に評価し、広め、継承する偉大な人材だと確信している。 モンゴルの文化は学ぶべきことが多くある。


――将来の世代の信頼を築くために何が必要ですか

モンゴルの文化は他国と比べて優れているわけではないが、異なる特徴が多く、面白い。 だからこそ私は、モンゴル研究の発展を担う若い人たちが今後もどんどん誕生するよう期待している。

私たちモンゴル人の価値観は他国よりも際立ち、諸国の価値観に関する調査を実施し、非常に奇妙なパターンが観察された。 その中で、私たちは2000年の歴史、古代国家、そして世界初のミレニアム人類の誕生を持つ民族である。 それは間違いなく私たちの異なる価値観である。 だからこそ、若者たちにこのことを理解させ、伝えるべきである。


将来的にはモンゴル人の信仰を強めることが重要である。 主体性を失いつつあるという誤解も出てきている。 しかしそうではない。 若者たちの未来への信念が弱まっているのは、彼らが独立を失いつつあるからではなく、モンゴル人の価値観と、誰もが法の前に平等な権利を有するという正義の規範が失われているからである。 だからこそ、正義を確立し、倫理的な社会を構築し、若者をどのように導き、正解を生み出す際に学者が多大な貢献をしているのである。