2025年度の秋季通常国会が開幕

政治
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2025-09-15 22:16:18

(ウランバートル市、2025年9月15日、国営モンツァメ通信社)本日、2025年度の秋季通常国会が開幕された。

 

ダシゼグベ・アマルバヤスガラン議長は開会で、モンゴルで常設議会制度が創設されてから35周年を迎えたことおよび国際民主主義デーを祝した。また、今回の秋季通常国会は複数の特徴をもつことを強調した。例えば、国会が新構造での運営を開始しており、本会議で審議される議題の整合性と一貫性を確保し、議員の参加を促進するために、常任委員会の所掌事項を統合し、従来11あった常任委員会数を8に削減したと述べた。


更に「法制定法の改正法は本年8月1日より施行された。この改正法と同時に採択された『法制定法の改正に伴う措置に関する国会決議』により、現在有効な全法律を『法制定法』に適合させることが義務づけられた。これに関連し、関係する法律改正案を2026年5月1日以内に国会に上程するよう、内閣に指示が出された」と指摘した。


加えて「モンゴルの現行社会保険制度は、依然として旧社会体制を基盤とした構造に留まっており、時代の要請に即した改革が求められている。過度な税負担は、生産性の向上や経済成長、持続可能な発展を妨げる要因となっている。現在、国民と企業は、税金と社会保険に係る負担の軽減を強く求めており、国営主体の経済活動ではなく、民間企業の事業を積極的に支援する法制度および政策環境の整備を望んでいる。政府が2026年度予算案の策定にあたり、国民の意見を取り入れ、E-Mongoliaシステムを活用したことは評価に値する。しかし、国民を対象としたアンケート調査によれば、2026年に最も重点的に取り組むべき分野として『保健』と『教育』が強調された。一方で、内閣が上程した来年度予算案は1兆3000億トゥグルグの赤字となっており、教育分野への予算配分は前年と比べて増加が見られない。このような状況に鑑み、私たちは子どもたちの未来、そして国の持続的な発展に直結する教育の課題を総合的に捉え、制度改革および予算配分の抜本的な見直しを行う必要がある」と強調した。 


秋季通常国会の初日となる本会議で、以下の法案に関する第一読会が行われた。2026年度国家予算枠に関する声明および2027~2028年度国家予算見通しに関する法改正案、2026年度国家予算法案、2026年度国富基金予算法案、2026年度社会保険基金予算法案、2026年度健康保険基金予算法案。