モンゴル代表に栄和人氏、総監督就任
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(ウランバートル市、2025年7月29日、国営モンツァメ通信社)モンゴル・レスリング協会は28日、日本の元全日本女子代表監督である栄和人氏をナショナルチームの総監督として招聘したと発表した。契約期間は2025年から2028年のロサンゼルス五輪終了までである。
栄氏は、吉田沙保里、伊調馨、川井梨紗子ら数々の五輪金メダリストを育てた名将として知られ、過去、夏季五輪で女子選手による金メダル14個、銀メダル3個、更に世界選手権で30個を超える金メダル獲得を指導者として支えてきた。
同協会によれば、Ya.ソドバータル会長、バルジンニャム副会長らが同氏を迎え、正式に契約を締結した。協会は新たな強化方針の一環として、国際競技力の底上げを図る。
栄氏は8月から業務を開始し、毎月約2週間モンゴルに滞在する。現地で選手・コーチを指導する、至学館大での合同合宿や国際大会への帯同なども予定している。
同氏は「海外で指導できることを光栄に思う。ロサンゼルス五輪でモンゴルがメダルを獲得できるよう全力で取り組みたい」と語った。
現役時代には、世界選手権銅メダル、アジア大会銀メダル、アジア選手権金メダル2度の実績を持ち、モンゴルのA.エンヘー選手と同階級で競った経験もある。