韓国と気候変動対策で協力
社会
(ウランバートル市、2025年5月29日、国営モンツァメ通信社)モンゴルと韓国は、気候変動の影響を緩和することを目的として、パリ協定第6.2条に基づく共同調整委員会の第1回会合を開催した。
パリ協定第6.2条に基づき、気候変動の差し迫った課題に対応するために、韓国からの投資および技術支援を受ける一方で、温室効果ガス排出削減によって生じるカーボン・クレジットをパートナー国へ移転する仕組みとなっている。
会議で、モンゴル側からこの協定に関する国内政策および法制度の状況について紹介があり、韓国側から二国間協力の取り組み、政府間協力の構想、そしてウランバートル市のナランギーン・エンゲルごみ処理場におけるメタンガス回収プロジェクトについて情報交換が行われた。
また、委員会の運営規則および今後の基本方針も採択された。
モンゴル政府と韓国政府が2023年に締結した気候変動緩和に関する政府間基本協定の枠組みに基づき、両国は韓国の関係機関と連携して、ウランバートル市の大気汚染を削減するための包括的なプロジェクトと対策を盛り込んだマスタープランを2025年中に完成させ、実施に移すことで合意した。