「働く家族、幸せな家族」イベント開催
社会
(ウランバートル市、2025年5月15日、国営モンツァメ通信社)家族・労働・社会保障省は、5月15日の「国際家族デー」を記念し、スフバートル広場にて「働く家族、幸せな家族」をテーマとしたイベントを開催する。
「国際家族デー」は、家族を持続可能な社会発展の基盤と位置づけ、その価値を称えるとともに、家族の保護と支援の重要性を広く認識・促進することを目的に、世界各国で毎年5月15日に祝われている。
政府は昨年、「家族・労働・社会保障省」を新設し、家族を基盤とした人口開発を最重要課題の一つに位置づけた。同省が主催する今回のイベントでは、子どもや家庭を支援するさまざまなサービスが提供される予定である。
具体的には、就職フェアの開催をはじめ、福祉サービスや社会保険に関する相談・手続き(対面およびオンライン)、障がい者の雇用支援、家庭内での生産活動を支援する融資制度の案内など、多様な行政サービスを一か所で受けることができる。また、関連するパンフレットや統計データの配布・紹介も行われ、家族の暮らしと働き方を総合的にサポートする内容となっている。
さらに、同省はアジア開発銀行(ADB)の支援を受けて実施している「パンデミック対応のための社会保障プロジェクト2」の一環として、プロジェクトに参加した世帯の代表者による作品展示も行い、一般公開する予定である。
このプロジェクトは、ソンギノハイルハン区、バヤンズルフ区、チンゲルテイ区に居住する1259世帯を対象に実施され、パンデミックの影響を受けた家族の生活を支援してきた。