中国と科学分野で協力拡大

社会
b.undrakh@montsame.gov.mn
2023-11-10 18:57:22

 11月6日、中国政府が推進する「一帯一路」政策の枠内、中国科学アカデミー主導で設立された国際科学機関連合(ANSO:Alliance of International Science Organization)の初会合が中国・北京市で開催され、ロブサンツェレン・エンフアムガラン教育科学大臣が参加した。



 エンフアムガラン教育科学大臣はユエン・ヘジュン中国科学技術大臣と会談し、両国科学分野における協力拡大に向け協力覚書が署名された。


  1. モンゴルにおけるサイエンスパーク設立と開発の協力:中国科学技術省サイエンスパーク管理局、北京市の長城企業研究所(Great Wall Enterprise Institute)、内モンゴル自治区科学技術アカデミーとモンゴル科学パーク管理局間協力で、サイエンスパーク設立に向けた実現可能性調査の開始
  2. 「一帯一路」構想の枠内、モンゴルに両国共同研究所設立:研究者育成や若手研究者交流における科学機関と高等教育機関間の協力に関する協定を締結し、研究オリエンテッド大学体制の強化に取り組む
  3. モンゴルで実施されるUMAS事業:枠組みにおいて、中国科学院大学(UMAS)とモンゴル科学アカデミーとの協力協定が締結
  4. 両国の共同研究プロジェクトの数と資金提供の増加:モンゴル科学技術財団(STF)と中国自然科学財団間の共同プロジェクト数を増加、その実施に対する資金提供に向け、関係機関間協力覚書を締結
  5. 技術移転活動の展開、科学技術パークにおけるスタートアップ企業の支援:中国国有機関に基づく共同事務所設立

 さらに、産学連携確保のための共同プログラムの実施、スタートアップ企業の支援、「一帯一路」構想の枠内で国際再生可能エネルギー研究機関と共同技術学校の設立など幅広い協力関係について議論した。