温室効果ガス排出を30%削減

社会
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-11-11 16:08:27

(ウランバートル市、2025年11月11日、国営モンツァメ通信社)モンゴルは、2035年までに温室効果ガスの排出量を30.3%、二酸化炭素換算で2470万㌧削減する目標を掲げていることを明らかにした。自然環境気候変動省によると、土地利用や森林、放牧地の管理を改善することで46.3%の削減が可能であり、更に国際的な資金・技術支援を受けることで52.8%まで引き下げることができると試算している。

同省は、目標達成には約53兆3000億トゥグルグ(約148億米㌦)が必要になると試算しており、政府と民間部門の連携、ならびに国際的な資金源の活用によって確保する方針である。この方針は、政府が承認した「国別削減目標(NDC)3.0」文書として発表され、国家フォーラムの場で改めて示された。

モンゴルは、パリ協定の実施に向けてNDCを更新した。過去10年間で、気候変動に関する「グリーンクライメートファンド(GCF)」と協力し、4億米㌦を超える事業・プロジェクトを実施してきた。

さらに、気候変動に関する監視・報告・情報体制を強化するため、人工知能を活用した国家プラットフォームの開発を進める計画も明らかにしている。