天皇皇后両陛下、モンゴル日本教育病院を視察

政治
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2025-07-11 13:49:56

(ウランバートル市、2025年7月11日、国営モンツァメ通信社)モンゴルを国賓訪問中の日本の天皇皇后両陛下は、モンゴル国立医科大学所属のモンゴル日本教育病院を訪問した。


J.チンブレン保健大臣とP.バヤスガラン院長が両陛下を歓迎し、病院の業務内容を説明した。


2015年5月12日、日本の政府開発援助(ODA)無償資金協力の一環、モンゴル国立医科大学教育病院を設立する契約が両国政府間で締結され、病院の開院式が2019年6月19日に行われた。開院式に、当時のU.フレルスフ首相および日本の河野太郎外相が率いる代表団が出席した。


天皇皇后両陛下は、同病院の入院病棟を訪問し、日本で教育を受けた医師やスタッフの代表らと面会した。


モンゴル日本教育病院は、モンゴル国立医科大学の教育、研究、イノベーションと連携しながら、モンゴルの医療分野における人材育成に貴重な貢献をしている。


日本政府の技術協力の一環、2023年から実施中の「モンゴル日本病院における病院運営及び医療人材教育機能強化プロジェクト」は、現在も順調に進行している。同プロジェクトは、大学病院としての機能を十分に果たし、病院の持続可能な運営、人材の能力向上、医療サービス、教育、研究を国際水準に引き上げることを目的としている。


同病院で28の部門にわたる外来診療を行っており、入院病棟において呼吸器、消化器、神経、小児、婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、がん、外傷・整形外科などの部門で医療を提供している。