Ulaanbaatar
産業・鉱業分野の協約が締結
社会
（ウランバートル市、2025年10月31日、国営モンツァメ通信社）30日、産業・鉱物資源省、モンゴル鉱業協会、モンゴル電力・地質・鉱業労働組合の代表者が、2026～2027年の産業・鉱業分野における労使協約に署名した。モンゴル鉱業協会によると、10月3日に始まった協議の過程で、作業団は会合を2回開き、意見の相違があった条項について協議し、合意に至った。
労使協約に、責任ある持続可能な鉱業のための基準条項に基づき、モンゴル鉱業協会の加盟企業が遵守する行動規範および国際基準を反映・修正した。インフレ、生産効率、労働生産性、価格変動などを考慮し、基本給を毎年第1四半期中に引き上げること、同分野の最低賃金を国家最低賃金の2倍にすることが決定された。また、2026年に国家最低賃金が改定されない場合、2.2倍に引き上げる規定も盛り込まれた。更に、全従業員の労働災害保険と医療保険への加入、業界の職種分類と職位名称の正確な定義・更新、インデックス／コードの適用、メンタルヘルスのサービス提供が決定された。加えて、全国で産業・鉱業分野の労使協約に関する説明会を開催し、その中で各機関が自らの労使協約や契約を更新し、追加・修正を行う。
モンゴル鉱業協会、「エルデネス・モンゴル」社、「エナジー・リソース」社、「エルデネト鉱山」公社、「オユ・トルゴイ」社、「プラチナム・ランド」社、「ハン・アルタイ・リソース」社が、雇用者を代表して協議に出席した。
