発足100日間でデジタル時代の土台作りに成功
政治
(ウランバートル市、2025年9月28日、国営モンツァメ通信社)9月26日、情報・通信・技術分野における最新の知見やイノベーション、展望、投資、政策について議論する「ICTフォーラム」が「Tech Week 2025」の一環として開催された。
ゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相は「ICTフォーラム」の開幕に際し、開会の辞を述べた。
首相は、内閣発足から100日目を迎えたことに触れ、「この100日間でIT分野において歴史的な革新を成し遂げ、新時代の基盤を構築した」と語った。「モンゴル政府は、IT分野の推進を目的とした『バーチャル・ゾーン』を設置し、『デジタル・ファースト』戦略の7原則と74項目の提言、『ビッグ・データと人工知能に関する国家戦略』を策定・実施することで、デジタル社会への強固な基盤を築いた。これらのステップは、政府業務の効率を高めるとともに、個人とビジネス部門が抱える課題を、迅速かつ革新的な技術によって解決する道を開いた」と指摘した。
また「『e-Mongolia5.0』が導入された。近々、e-レシートも完全に電子化する予定である。内閣の最優先方針は『デジタル・ファースト』の原則である。モンゴル政府は『5D戦略』に基づき、国家の将来を形作るための重要なビジョンと目標を設定した。具体的に、経済と輸出の倍増、再生可能エネルギーの拡充、経済主権の確立、行政の完全な電子化、デジタル経済の次段階への格上げなどの目標を設定している」と説明した。
更に「モンゴルは電子化を加速させた結果、国連評価において世界193ヵ国の中で第46位にランクインし、デジタル・ガバナンスの発展水準を新段階に引き上げた。これは、郵便事業の時代から情報技術に至るまでの歴代の指導者や技術者らの努力の成果である。同分野で毎日約2万1200人の従業員が働いている。『HUR』、『DAN』、『e-Mongolia』などの先進的なシステムのおかげで、現在200万人の国民が1263種類の行政サービスをオンラインで利用し、過去5年間で合計1兆7000億トゥグルグものコスト削減を達成した。これは電子化の成果である」と述べた。

