バガノール蓄電池発電所、4870万kWhを中央系統に供給
経済
(ウランバートル市、2025年9月23日、国営モンツァメ通信社)バガノール区に建設された50MWの蓄電池式発電所が、2024年12月5日から中央系統への電力供給を開始した。同発電所は「バガノール」変電所を基盤として整備され、75日間で完成した。
バガノールの蓄電池発電所は、夜間の電力需要が少ない時間帯に余剰電力を蓄え、日中のピーク時に供給する仕組みで、日中と夜間の負荷差300〜400MWを効率的に活用する。太陽光や風力発電のように天候に左右されず、常に安定した電力を供給できるのが特徴である。
同発電所の供給能力を、首都圏の一般家庭の平均消費量(1世帯あたり2kWh)で換算すると、2万5000世帯に4時間分の電力をまかなうことが可能という。
過去、バガノール蓄電池発電所は合計で4870万キロワット時の電力を中央系統に供給した。