エメールト・エコ産業パーク、火力発電所と下水処理施設の入札を公告

社会
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-07-31 17:11:29

(ウランバートル市、2025年7月31日、国営モンツァメ通信社)首都知事室は、市中心部から約30㌔離れたハーン・オール区第13ホローにおいて、総面積539㌶の敷地に「エメールト・エコ産業パーク」建設プロジェクトを進めていると発表した。

同パークで、ビジネスインキュベーターや研修・生産センターを備えた4階建て施設が稼働を開始した。更に、出力24メガワットの火力発電所および下水処理施設の建設について、公開入札が行われている。加えて、韓国政府の援助を受け、「スマート・エナジー・プラットフォーム・グループ」と連携し、出力10メガワット規模の太陽光発電所建設に向けた技術・経済的な実現可能性調査も進められている。

一方、首都内の皮革工場を同パークへ移転する準備の一環として、事業者との土地使用権契約の締結作業が始まった。皮革・羊毛加工工場を同地に集約することで、トール川流域の汚染土壌の回復を図る計画だという。

同プロジェクトにより、5600人分の安定した雇用が新たに創出される他、畜産物の高付加価値化、経済に還元する効果が期待される。エメールト・エコ産業パークは将来的に、アルガラント・エメールト地区の経済特区として整備され、周辺地域の雇用環境改善につながる。

同事業は、ウランバートル市の都市開発を目的とする「24メガプロジェクト」の一環として実施されている。