モンゴル・⽇本EPAのため注⼒
政治
(ウランバートル市、2025年7月1日、国営モンツァメ通信社)6月30日、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相は、井川原賢在モンゴル日本国特命全権大使と会談した。
会談の冒頭で、ザンダンシャタル首相は、首相就任を祝した日本の石破茂首相への感謝の意を伝えるよう依頼した。ザンダンシャタル首相は、民主主義の価値観を共有する重要な「第三隣国」である日本との協力関係の拡大・発展を重視していると述べた。日本政府がモンゴルに提供している政府開発援助(ODA)の円借款を再開することに謝意を表し、その資金活用による「チンギスハーン」国際空港の拡張および能力向上において緊密に協力する旨を述べた。また、モンゴル・日本経済連携協定(EPA)の成果を更に向上させるため引き続き注力することが重要であると強調し、その一環、同協定の効果を強化する目的で、首相直属の「モンゴル・日本ビジネス協議会」を設立することを明らかにした。モンゴル大統領の招請により、日本の徳仁天皇と雅子皇后両陛下が歴史的なモンゴル訪問を予定されていることを、モンゴル政府が極めて重視していることを強調した。
井川原大使は、天皇皇后両陛下のモンゴル訪問が、両国の友好関係や国民間の友情・親善を強化・深化させる上で歴史的に重要な意義を持つものであると確信感を示した。
双方は、モ日の協力関係が「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」のハイレベルで各分野において深化・発展していることを確認した。今後、同パートナーシップの「10年間の行動計画」を着実に実施し、緊密に連携することで一致した。パートナーシップの重要な柱である互恵的な貿易・経済関係の強化、日本の投資や先端技術、ノウハウのモンゴルへの導入、国民交流の促進に関し意見を交換した。また、地域・国際舞台における共通の目標達成に向けた協力を更に深化させる意向を確認した。