保健機能食品、製造は活性化

経済
41@montsame.mn
2018-03-06 11:59:24
 健康の保持増進に寄与とされる食品全般のことを保健機能食品という。日本を発祥とする食事のカテゴリーだ。
 食事によって疾病を治療したり病状を緩和させる目的で行われた食事療法とその分野はモンゴルで普及してからしばらく経つ。近年、モンゴル人の食生活の変化に伴って保健機能食品も脚光を浴びており、当該食品製造メーカーの業績も順調だ。
 政府が取り組んだ技術革新・開発プロジェクト枠で、保健機能食品の製造を行ういくつかの企業が設立された。その一つは、国立科学技術大学・工業技術学部付属「保健機能付きのパンや小麦粉製品に関する実験研究及び技術開発」工場として2015年に誕生。全粒粉パン、ライ麦パン、乾燥ニンジン入りのパンなどのパン類に加えてクッキー、ケーキなどの商品開発を行った。一方、モンフーズランド社は2014年に設立。オーツ麦といった穀物、ハチミツ、アーロール(干し凝乳)、果実などの身体に良いとされる材料で保健機能食品を製造。国産オーツ麦を使ってシリアル食品として「モビヨス」を開発。
 その種類は計6種だ。乾燥ブルーベリーやバナナ入りもある。同社は、オーツ麦のほか、コーンやライ麦に関してシリアル食品開発を行っており、まもなく、新たな食品を発売するという。同社の特徴は原材料が国産穀物、食品防腐剤などの薬剤を使用しないで100%天然のままで消費者に届けていることだ。モンフーズランド社のほか、テネゲリーン・ヒシグ社やタルハ・チヘル社も保健機能食品製造に参入している。