フレルスフ大統領、SCO加盟国と協力し地域統治に貢献の意向表明
政治
(ウランバートル市、2025年9月2日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領は月曜日の午後、中国天津梅江国際コンベンション&エキシビションセンターにて開催された上海協力機構(SCO)の首脳会議にオブザーバーとして出席し、演説を行った。
フレルスフ大統領は、は演説の中で、地域の平和、安全、持続可能な開発においてSCOが果たしている重要な役割を強調した。また、モンゴルが平和的で多角的かつ独立した外交政策を一貫して実施してきたことに言及した。
また、気候変動、砂漠化、自然災害の削減分野における協力拡大の重要性を強調し、「十億本の植林」、「食糧供給と安全保障」などの全国運動を紹介した。さらに、2026年にウランバートル市で気候変動枠組条約第17回締約国会議(COP17)を開催するための準備を進めていることにも触れた。
モンゴルは、地域の貿易、投資、運輸・物流ネットワーク、貨物輸送の集合点となる「トランジット・モンゴル」になる目標を掲げ、ロシアと中国と協力し、道路、鉄道、エネルギー、観光に関する大規模なプロジェクトおよび天然ガスパイプラインを建設するプロジェクトの実施に積極的に協力している」と強調した。
SCOのすべての加盟国と互恵的な協力関係を拡大し、地域統合に貢献する用意があることを表明した。
さらに、中国の習近平国家主席が提唱した「グローバル・ガバナンス・イニシアチブ(GGI)」は、国連を中心とする国際体制において、途上国の参加を拡大し、その声を意思決定のレベルにまで反映させることの重要性を強調している点を高く評価した。
今回の上海協力機構の首脳会議にロシア、中国、インド、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、パキスタン、イラン、ベラルーシ、トルコ、アゼルバイジャン、アルメニア、ベトナム、マレーシア、インドネシア、ラオス、カンボジア、トルクメニスタン、エジプト、モルディブ、ネパールなどの国家元首や政府首脳が出席した。また、国連のアントニオ・グテーレス事務総長、SCOのエルメクバエフ事務局長、非政府組織および地域の国際機関の代表者らも会議に出席し、地域の平和、安全、持続可能な開発に関する幅広い課題について議論が行われた。
上海協力機構の首脳会議は、中国・天津市で成功裏に開催された。