オトゴンバヤル新米大使: 両国は今後について経済面での交流活発化を図ることが重要だとの共通認識を持っている

特集
naranchimeg@montsame.mn
2018-05-30 13:34:31
 このたび、ドナルド・トランプ大統領へその信任状を奉呈したアメリカ赴任から間もないのYo.オトゴンバヤル新駐米大使にインタビューし、両国関係や大使としての意気込み等についてお話を伺った。
 
 
――駐米大使として赴任してから初めての帰国となりますが、両国友好関係及び協力強化に向けてどのように取り組みたいとの考えでしょうか。
 3月28日にドナルド・トランプ米大統領へKh.バトトルガ大統領から扱った信任状を奉呈してから駐米大使として正式に就任した。就任後から、企業や研究機関、文化機関等の有識者らを招いてモンゴル・アメリカ関係の在り方と今後の可能性を焦点に充実した意見交換をした。今回の帰国は、今年に実施されるハイレベル訪問の調整のためである。モンゴル・アメリカ関係は政治面でも盛んであるが、両国は今後について経済面での交流活発化を図ることが重要だとの共通認識を持っている。両国関係における今後の焦点は、やはり経済関係になると思う。
――予定されているハイレベル訪問について明かすと?
 近いうちに、D.ツォグトバータル外務大臣による訪米がある。外務大臣による実務訪問で、両国は経済政策に関して協議を開き、経済関係の強化に向けて両政府の連携について話し合う予定だ。外務大臣の訪問に向けて調整する必要がある。その他のハイレベル訪問については明かせない。
 
――ミレニアム挑戦公社による第2弾コンパクト契約の締結時期はいつ頃になりそうですか。
 赴任してから間もないが、この間、Ch.フレルバートル財務大臣によるアメリカ訪問が実施された。財務大臣訪問で、ミレニアム挑戦公社との第2弾コンパクト契約に関して最終確認が行われ、当事者による協議も実施された。2日の閣議でも、政府はコンパクト契約に関する最終合意を支持する方針を固めた。このコンパクト契約は、水道施設機能改善に向けておよそ3億5000万米㌦規模の無償資金提供を内容する。署名式は、近いうちに実施されるハイレベル訪問に合わせて行われる。
 
――経済及び物流や製造セクター振興支援として、アメリカ向け繊維製品の輸出が話題を呼んでいますが、これについてお考えを聞かせてください。
 繊維製品の輸出に当たっての関税税率引き下げをアメリカ側と協議中だ。実際、引き下げ措置について決定権限は、米国連邦議会が握っている。そのため、連邦議会議員へ働きかけねばならない。モンゴルと関わりが議員らを訪れて意見を交わしている。今は、連邦議会におけるモンゴル・アメリカ友好議員連盟の機能拡大に向けて力を入れている。友好議員連盟は、関税税率引き下げ措置に関する法案を議会提出するからだ。
 
――ビジネス展開に対する実質的な支援実現についてお考えは?
 モンゴルと関わりのある方々と話しているうち、我々には課題が2つあることに気づく。まずは、投資及びビジネスの環境が安定していないことで、第2は、海外の投資等に向けてモンゴルが万全な態勢で臨めるか、との二点だ。経営の在り方は国それぞれある。ただし、モンゴルならではのやり方で、アメリカ企業と向き合うとしたら、互いに理解し合わない部分が生じるのは、可能性として高い。実際、上手くいっている事例は少なくないが、それより広い可能性が潜んでいることに気づいてほしい。例を挙げると、モンゴル産ランドセル、バックパック、財布などの10点は、非関税対象だ。だが、情報のないせいか、当該製造業は関心を寄せていないのが事実だ。アメリカ側からもそのような指摘があるぐらいだ。
 
――アメリカは、季節労働者としての外国人一時受入許可の対象国にモンゴルを加えましたが、モンゴルとして注意する点はありますか?
 赴任後、2回のビデオ会議を実施し、課題と準備作業について説明を行った。モンゴルが一時受入対象国になってから、色々な憶測と噂が広がり、世間を騒がせているが、実際のところ、モンゴルの会社で、アメリカの雇用機関と業務提携している会社はゼロだ。そのほか、アメリカ系企業側もメキシコから出稼ぎ労働者を約100米㌦で迎えられるのにわざわざ2000米㌦の費用を負担してまでモンゴルから受け入れるか、との現実問題もある。我々は、アメリカ雇用主と協議を重ねた上で、より良い方法とその可能性を探っている。


本社記者:N.ガントヤ