アジア開発銀行、GDP成長率を6.1%上方修正

経済
naranchimeg@montsame.mn
2018-10-05 10:46:58

 在モンゴル・アジア開発銀行(ABD)事務所は9月26日、記者会見を開き、2018年版「モンゴル及びアジア経済見通し」を公表し、今年の経済成長率予想を6.4%に変えた。また、2018年のモンゴルの国内総生産(GDP)成長率予想を4月時点から1.8 ポイント上方修正し、6.1%とした。ADBによると、石炭輸出の好調、鉱業セクターへの融資増加、個人消費による内需の伸びなどが経済成長を下支えしている。ヨランダ・フェルナンデス・ローメンADB駐在員は「一 部の地域で発生した干ばつの影響を受けで国際総生産での農牧業の割合が0.5ポイント下がったが、石炭輸出の好調や投資の伸びで下支えされた。経済成長率も当初の予想を大幅に上回る6%強となった」と記者会見で述べた。また、ローメン代表は「 鉱業セクターの急速な成長に伴った設備調達の影響で海外からの輸入も拡大した」とした。一方、ADBは、国内物価率は干ばつや食肉輸出拡大、石油価格の上昇等で6.5ポイント上 昇した、とした。また19年のGDP伸び率に関しては、18年とほぼ平行するが、融資減少の影響で6.1%に減速すると見通しを明らかにしたほか、ガソリン価格上昇に対して適切な対策を講じると、インフレ率上昇を抑えられるとの見解を示した。 「トゥグルグ安により起こりうる問 題とは」との質問に対して、ADBは「トゥグルグ安は注視すべき問題。外貨建て債務は政府負債の大半を占めるため、対ドル高措置としての外貨準備金が大事である、と答えた。「米中貿易戦争を懸念する」という声に対して、ADBは「石炭輸出の好調は維持されるだろう」と返し、「中国の第2四半期統計によると、貿易戦争はその石炭輸入へ影響を及ぼさないことが証明

された。ただし、絶対影響しないとは言い切れない。貿易戦争が長引き、鉄鋼規制などが強化されると、当然影響する。モンゴルは、中国に近いという地理的条件を活かせると、状況も維持される」との見解を示した。ローメン代表は「米中貿易戦争の影響は今まで に限定的であった。次の制裁措置でモンゴル経済への影響があることを否定できない」と懸念を表し、「中国市場は慢性的に石炭需要がある」と 指摘した。


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