反核医師の会、北アジア&南アジア合同国際会議を開催

科学
naranchimeg@montsame.mn
2018-09-21 11:10:53

 13、14日の両日、モンゴル保健省において、核戦争防止国際医師の会(IPPNW)の第10回北アジア&南アジア合同会議が開催された。世界大会は2年に一度開催され、83ヶ国、約20万人の医師が参加している。今年は地域会議として、同傘下にある北アジア&南アジア合同会議がウランバートルで行われた。

 外国からの参加は日本37人、インド11人、ネパール5人、北朝鮮2人、オーストラリア1人、オランダ1人の合計57人で、モンゴル人医師を加えると7ヶ国、約100人が一堂に集った。

 ロビーでは核廃絶をアピールするパネルが置かれ、各国の交歓風景が見られた。会議では各地からの活動報告が発表され、熱心な討論が行われた。主催国モンゴルからの発表では、国立第3病院のD.デルゲルツェツェグ女医が、モンゴル開催の意義を次のように語った。「モンゴルは北朝鮮と友好国であるため、2人の医師が積極的に参加した。それをテコに北アジアを全面的な非核地域にするよう全世界へ発信する。モンゴルでは毒素による癌の研究を続けているが、見えない放射線に対する国民の認識が低いので、この機会に国民に広くアピールする」。

 日本からは広島医師会の参加をはじめ、各地から参加があったが、全日本民医連副会長の原和人医師は、「ICANがノーベル賞を受賞した。先の南北会議や米朝会議の開催を歓迎する。この時期に会議が開かれ、一層、核廃絶の気運が高まるのを期待する。モンゴルの非核化運動が進めば、北朝鮮の非核化も進む」と語った。会場からは、「唯一の被爆国であるにもかかわらず、日本政府が核兵器禁条約に同意しないのは如何なものか」という発言も出た。会議はウランバートル宣言を発表して、「平和」への道を切り拓いていくことを誓った。