スフバートル県 (県の紹介シリーズ 7)

モンゴルについて
著者 : T.Mandukhai 41@montsame.mn 2018-03-05 11:05:36
 スフバートル県は1943年に設立された。モンゴル最東部の標高1000~1200㍍にあり、面積は8万2200平方㌔。中国(485㌔)、モンゴルのドルノゴビ県(450㌔)、ヘンティー県(165㌔ )、ドルノド県(165㌔)とそれぞれ接する。人口は5万9800人である。首都ウランバートルから 565㌔離れており、県庁所在地はバローン・オルト市で人口は1万5500人。家畜頭数は352万頭。モンゴル国民の歴史と文化を語る数多くの名所がある。そのいくつかを紹介する。
 
シリーン・ボグド山
 
 
 モンゴルでは300の死火山があり、その222が同県のダリガンガ高原にある。同県のダリガンガ郡より東南へ60㌔のあるシリーン・ボグド山(標高1778㍍)もその死火山の―つである。シリーン・ボグド山は60㌔のところからテントように美しく見える。この山は奥に向かって火口列を成しており、火口直径は約636.9㍍、深さ300㍍。シリーン・ボグド山から朝日が美しく見られる。
 




ラハチンワンダド山
 
 スフバートル県の南部、エルデネツァガーン郡にあるラハチンワンダド山は19世紀から保護されてきた自然豊かな山である。1886年、ガルサンダシ僧侶は内モンゴルから運んできた鹿を飼育していた。 1915年、その数が100頭に増えたため、自然に戻したという。1965年に同山を自然保護区として指定し、1998年には国会決定により「天然資源」として国家特別保護地区に指定されている。この山には、大鹿、ノロジカ、狐、狼、コサックギツネ、毛長鼬、兎、田鼠などの野生動物が生息している。
 


タリーン・アゴイ(平原の洞窟)
 

 ウランバートル市より780㌔、シリーン・ボグド山より東北へ14㌔に平原の洞窟がある。長さ200㍍、容積1万立方㍍でモンゴル最大の溶岩洞窟である。この平原の洞窟はモンゴルで発見された洞窟の中で最も美しい洞窟だと言われる。
 





アルタン・オボー 山(金山)
 
 
ダリガンガ高原の死火山の一つであるアルタン・オボー山(標高1354㍍)は1700年からの神聖な場所として地元の人々に崇拝されており、1913年から国家崇拝山として指定され、4年毎に崇拝儀式が行なわれる。アルタン・オボー山は女性の登山が禁止されており、男性の運勢が良くするという。










ガンガ湖
 
 ガンガ湖はスフバートル県ダリガンガ郡より12㌔にあり、面積は4平方㌔である。ガンガとは永遠に湧き出るという意味をしており、モンゴルのレッドブックに登録されている希少の鳥類である白鳥、鶴などの渡り鳥が夏に訪れる。毎年の秋、多くの白鳥が集まることから「1000羽の白鳥の集会」として観光客に知られている。毎年10月7~9日、白鳥の集まりで湖は天国のように変わる。
 


モルツォグ砂
 
 同県のダリガンガとナラン郡に面積248平方㌔を占める金色の砂丘がある。この砂丘の端には湖と泉が多く、白い茸、車前草、春楡、ブラックチェリーなどの希種薬草があり、モンゴルの観光名所の一つとなっている。
 

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