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退官後、ふるさとで私設「モンゴル絵画美術館」を          清水武則・前駐モンゴル日本大使の“夢の懸け橋”


2018-01-30 11:36:19
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 大分県、九重連峰の山麓は美しい緑に覆われ、6月には有名なミヤマキリシマのピンクの群生が山肌一面を彩る。観光シーズンともなれば大勢の人々が日本一の「夢の大吊り橋」を見に訪れる。

 この大橋を渡り切った右手に、洒落た1軒の洋館が建っている。2016年11月に退官した清水武則・前駐モンゴル日本国特命全権大使のお宅だ。モンゴルには4回も赴任し、歴代で最もモンゴルを熟知した大使で知られる。退官後はふるさとに居を構え、好きな花作りに終日汗を流す日々だとか。「敷地内に1000本の桜を植える“花咲か爺さんプロジェクト”をやってみるつもりです。また、花壇にはダリア園を整備して」と夢は膨らむ。「とは言っても、今でも講演などいろんな仕事で呼び 出され、大分に居られるのは月の半分。モンゴルにも出かけ、日・モ両国に役立つ仕事は何か、模索していますよ」と語る。
 
 その清水さんが、自宅内にモンゴルの絵画コレクションを展示する私設「モンゴル絵画美術館」を準備している。有名な大家の作品から新進気鋭の若手の作品まで、すべて自分の眼を通して収集したものばかり。 モンゴルを”第二のふるさと”と自認する清水さんが、絵画を通して両 国友好のための懸け橋をかけ、それ がまた地元への貢献につながる。「1階は常設展、2階は季節ごとに絵を架け替えようかな」など、夫人と相談しながら「作品名」や「画家 名」、「絵の解説」などのプレート 作業を進めている。これまでに、横綱白鵬や、駐日本モンゴル大使(当 時)のフレルバートルさんらが訪れ絵画を鑑賞し、九重の自然を満喫したという。 一般への開館はいつごろ? 「そ れは準備万端、整った時」。それでは、紙上で絵の数々を紹介しよう。