ウブルハンガイ県(シリーズ 6)

モンゴルについて
41@montsame.mn
2018-01-26 09:47:00
 「南部森林」を意味するウブルハンガイ県は、モンゴル中央部に位置し、ウランバートルから430㌔にある。南部はウムヌゴビ県、西部バヤンホンゴル県、北部アルハンガイ県、東部トゥブ県とドンドゴビ県とそ れぞれ接する。ウブルハンガイ県は、1931年2月7日に31郡で形成された。面積は約6万2890平方㌔。人口は およそ11万3900人。県庁所在地はアルバイヘール市。 モンゴル帝国時代のカラコルム首都は同県の北西部にある。県の北部から南部にかけて気候は暖かく、降水 量は少ない。夏と秋は観光に最適で、遊牧民の歴史と文化を語る数多くの名所を観ることができる。今回はその一部を紹介しよう。

アルツボグド山




 アルツボグド山はウブルハンガイ県の南部、ボグド郡より40㌔の地にある。この山は標高2477㍍、70㌔ほど連なった山である。ゴビアルタイ山脈の続きとなるこの山の後ろは傾斜で岩が多いのが特徴だ。四季を通じて霧に包まれ、雨が多いので、山の周辺の川や湧き水の源流となる。






モンゴル国民のシンボルとな った馬像




 モンゴル国民のシンボルとなる馬像はウランバートルから445㌔、ウブルハンガイ県アルバイヘール郡から15㌔のアルバイ平原に2007年8月に立像された。1709年、ダンシグナーダムで1000頭の馬が競い、優勝した馬はアルバガル・ヘールという名前だった。当時から調教師や騎手、馬を愛する国民はこの場所を尊んで祭り、この馬像を建てたのである。馬像の中部の直径は10㍍、柱の高さは5㍍である。




テブシ山
 



 テブシ山は同県ボグド郡の北東部にある。こ の山の近くには多くの古墳、洞窟壁画、古塚がある。洞窟壁画には様々な動物、猟師、農牧民が描かれている。例えば、鹿、氈鹿、らくだ、馬、犬、牛車などが刻まれている。
 




トゥブフン寺



 トゥブフン寺はウブルハンガイ県とアルハンガイ県の境界線にあり、ホジルト郡から40㌔、バトウルジート郡 から50㌔のところウンドゥル・ウラーン山頂で森に囲まれている。山裾から寺まで5㌔登る。寺は 1651年に建てられ、ウンドル・ゲゲーン(「徳の高い活仏」の意)・ザナバザルが 瞑想していたことで知られる。トゥブフンが1992年に復元され、世界文化遺産に登録されたモンゴル古代の仏教寺院の一つである。



ウラン・ツトガ ラン滝



 カラコルム郡から南へ135㌔にウラン・ツトガランギイン滝がある。滝の高さは24㍍でオルホン河に注ぐ。ウラン・ツトガラン滝はモンゴルの有数の滝の一つで、多くの観光客が訪れている名所である。オルホン川はカラコルム郡までの130㌔を、火山岩の中で流れる。ウラン・ツトガラン滝の北西にも小さな滝がある。
 





フイシーン8湖



 フイシーン8湖は同県のアルバイヘール郡から115㌔にある。道は険しいが、観光客が主に乗馬で訪れる。シレート、ハリオト、ボガト、ハ ヤ、フイス、モハル、ドゥルー、バヤン・オオ ルという8の湖があり、互いに500㍍~3㌔ほど離れている。この地域には狼、縞栗鼠、豚、マーモット、雪兎など野生動物のほか50類の鳥が生息しており、自然の豊かな場所である。
 




ホジルト温泉



 
 ウランバートルから390㌔、ウブルハンガイ県の北部にあるホジルト温泉は、治療用温泉として有名な場所である。ここには国営や私営の保養所があり、背痛と慢性疾患、骨粗鬆症、骨の損傷、血液脳卒中後の麻痺、卵巣や 腎臓慢性疾患、臼蓋形成不全などを温泉や泥で治療する。





 
エルデネ・ゾー修道院


 エルデネ・ゾー修道院はモンゴル最古の仏教寺院である。カラコルム郡より北東へ約2㌔、古代首都カラコルムに隣接し、世界遺産にオルホン渓澗の一部 として登録されている。ウンドル・ゲゲーン・ザナバザルの祖父であったアブタイ・サイン王様が1585年に第3代ダライ・ラマに会った後でエルデネ・ゾ ー修道院建設を命じたのである。エルデネソー修道院を102本の仏塔が囲んで いる。1990年以降、エルデネ・ゾーは仏教の修道院だけでなく、博物館として観光客に公開されている。